本格的に冬が到来し、羽毛布団をお探しの方も多いのではないでしょうか。しかし、羽毛布団は種類も多く、選ぶだけでも大変。そこで今回はダックとグースの違いとオススメの羽毛布団をご紹介。
目次
1.羽毛の種類
羽毛布団に使われる羽毛(ダウン)には沢山種類があります。「色々あるけど違いが分からない...」という方に向けて、羽毛の種類と特徴をご紹介していきます。1-1.ダックとグース
羽毛布団の原料として主流なのが"ダック"と"グース"の2つ。どちらも同じカモ目カモ科の水鳥ですが、ダックはアヒル、グースはガチョウとそれぞれ別の生き物です。結論から言うと、グースの方が高品質です。では、何が違うのか細かく見ていきましょう。におい
羽毛は動物素材のため無臭ではありません羽毛布団には特有の"獣臭"があります。においに敏感な方は特にここを気にされるかと思いますが、グースの方がダックよりもにおいが少ないです。その理由は、ダックは雑食であり、グースは草食であるという餌の違いにあります。暖かさ
寝心地の面でもグースの方がダックよりも高品質です。それは、ダックよりもグースの方が体が大きいため、採取される羽毛も大きいからです。羽毛1つ1つ(ダウンボール)が大きいことで、より多くの暖かい空気を含んでくれるので、保温性が高くなります。更には復元性(ふかふか度)や吸湿性、保温性にも優れています。つまりダックよりもグースの方が、より少ない羽毛の量で暖かく、軽くてふわふわな寝心地になります。1-2."マザー"〇〇とは
羽毛布団を探していると"マザーダック"や"マザーグース"という言葉をよく目にするかと思います。通常のダウンは、食用に飼育された生後2~3ヵ月(幼鳥)から採取されます。その一方で「マザーダック」「マザーグース」と呼ばれる鳥は、卵を採取するために飼育されているいわゆる「親鳥」のことです。一般的に2~3年ほど育てられたこれらの鳥からは、成熟した大きなダウンボールが採れるので、より軽くて暖かな羽毛布団を作ることが出来ます。1-3."ホワイト"〇〇とは
"ホワイトダック"や"シルバーグース"、これらの言葉を見ることも多いかと思います。これらは羽毛の色を表したものです。通常の羽毛は茶色みが強く、側生地から中の羽毛が透けて見えることがあります。しかしホワイトダックなどは羽毛の中でもより白い物を厳選しており、より白くてきれいな羽毛布団に仕上がります。しかし色の違いで品質に差が出るわけではありません。1-4.アイダーダックとは
アイダーダックは羽毛の中で最も高級な種類です。寒さが厳しい北極圏周辺に生息しているので、非常に良質な羽毛を持っており、保温性が他のものと比べて別格です。更に、アイダーダックを採取できるのは、許可を持つ事業者のみに限られており、希少性が非常に高くなり、価格も突き抜けて高騰しております。1-5.結局どれがオススメ?
ここまで様々な羽毛の種類をご紹介してきましたが、「結局どれがいいの?」とお思いの方もいらっしゃるはず。結論から言うと、グースもしくはマザーグースの羽毛布団がオススメです。羽毛の品質順で並べると
アイダーダック>マザーグース>グース>マザーダック>ダック
の順になります。品質で見るとアイダーダックが一番良いですが、どうしてもお値段が張ってしまいます。そこで当店ではグースやマザーグースをオススメしております。もちろんダックよりは高くなってしまいますが、当店では原毛の仕入れから、製造・納品にかかるコストを最大限カットすることで、一般的なグースダウンよりも低価格で販売しております。人生の1/3を占める睡眠をもっと豊かにするために、是非当店のグースをご検討ください。